
種類
クマネズミ 
体長15〜23cm、体重120〜200g、体色は黒・茶褐色。
尾が体長より長く立体的な活動が容易で建物内に営巣することが多い。
60〜90日で成獣になり寿命は約3年。年間5〜6回分娩し1回で約6匹出産する。
ドブネズミ 
体長22〜26cm、体重200〜500g、体色は灰褐色・赤褐色。
尾が体長よりやや短く体が大きい。
泳ぎ・潜水が上手で水辺を好み、貪欲、凶暴である。
床下、水辺の土中、下水道などに主に営巣し建物内部にもまれに巣を作る。
60〜90日で成獣になり寿命は約3年。年間5〜6回分娩し1回で約9匹出産する。
ハツカネズミ 
体長6〜10cm、体重15〜20g、体色は黒・褐色。
尾は体長とほぼ同じ長さ。
行動は敏捷で泳ぐことができる。
小型のため1cm程度の隙間も通り抜ける。
都市部では建物内や倉庫などで営巣し、畑地、雑草地に棲むものは秋冬に人家やビルに侵入する。
30〜40日で成獣になり寿命は1〜1.5年。 年間6〜10回分娩し1回で6匹出産する。
被害
食害
直接人を咬んだり、壁、汁器、配線、食品、商品等、広範囲に及ぶ。
衛生上被害
食物の汚染による食中毒や疾病。ダニ、ノミ等寄生虫による伝染病や病原菌の媒介。
精神的被害
何かを咬む音、鳴き声、足音等の騒音や糞尿による汚れ、臭いなどがある。
間接的被害
配線、配管をかじることによる停電、漏電、火災、爆発、尿による電気のショート等、計り知れないほどである。
防除
防除を始める前に
ネズミは高い学習能力と適応能力を持ち、警戒心が強いため、同じ作業の繰り返しでは、効果が減少していきます。
そのため、ネズミが棲みづらく、侵入しづらい環境にしていくことが大切で、それには防除の依頼者の協力が不可欠になります。
調査
依頼を受けた場所、建物や周辺調査をし、経験豊富なプロにより進入路、通路、原因を探し、防除の方法を計画し、立案します。
防除
1.殺鼠剤による防除
殺鼠剤はネズミの嗜好に合わせて加工し、状況や環境に応じ要所に配置することで高い効果を上げます。
2.トラップによる防除
主にトラップをネズミの通路、侵入口に設置し捕獲します。
3.防鼠工事
ネズミの侵入を防ぐ処置で金網、防鼠ブラシ、金属板、パテ等で遮断します。
主として1〜3の施工を状況や環境に合わせて選択して行います。
その他、捕獲器や忌避剤等使用することがあります。
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